えりものお魚 旬カレンダー
お魚 旬カレンダー
北海道襟裳岬沖の荒波で育った「えりもの魚」
サケ
えりも町内の河川から沖合に向けて旅立った稚魚は、数年間を北洋等で過ごした後、産卵のため生まれ故郷を目指して戻ってきます。
えりも町では、春にはとても脂ののったトキシラズが水揚げされ、秋には銀色に輝く魚体を中心に秋サケが大量に来遊します。
また、日高定置漁業者組合では、銀毛の中でも特に銀色に光り輝く3.5キログラム以上の魚体のものには「銀聖」と名付け厳しい審査のもとに取り扱われています。
調理方法は様々で、焼き物、刺身、ルイベ、鍋やフライの他、飯寿司(いずし)やトバ等の珍味にも加工され、卵はイクラになります。
えりも町では、春にはとても脂ののったトキシラズが水揚げされ、秋には銀色に輝く魚体を中心に秋サケが大量に来遊します。
また、日高定置漁業者組合では、銀毛の中でも特に銀色に光り輝く3.5キログラム以上の魚体のものには「銀聖」と名付け厳しい審査のもとに取り扱われています。
調理方法は様々で、焼き物、刺身、ルイベ、鍋やフライの他、飯寿司(いずし)やトバ等の珍味にも加工され、卵はイクラになります。
- 秋鮭・銀聖の旬…8月下旬から11月上旬
- トキ鮭(トキシラズ)の旬…5月から6月
マツカワ(王鰈)
鷹の羽のようなヒレの模様からタカノハ、あるいはタンタカとも呼ばれる冷水性の大型カレイで「幻のカレイ」と呼ばれてきました。
大きい物は80センチメートルを超え、その味は旨味成分、歯ごたえともにヒラメ以上です。
漁獲量の減少により栽培漁業が推進され水揚げが増えてきています。
「王鰈」とは、このマツカワに付けられたブランドネームです。
調理方法は、刺身や鮨種の他、煮付けもおいしく食べられます。
大きい物は80センチメートルを超え、その味は旨味成分、歯ごたえともにヒラメ以上です。
漁獲量の減少により栽培漁業が推進され水揚げが増えてきています。
「王鰈」とは、このマツカワに付けられたブランドネームです。
調理方法は、刺身や鮨種の他、煮付けもおいしく食べられます。
- 旬…通年
サメガレイ
その名の通り、体の表面がサメ肌状にざらざらしている中型のカレイで、水深500メートルから1,000メートルと深いところに生息しています。
他のカレイ類と比べても脂分が非常に多いのが特徴です。
近年では活魚での取り扱いもあり、調理方法は、刺身、煮付け、焼き物等、幅広く食べられます。
他のカレイ類と比べても脂分が非常に多いのが特徴です。
近年では活魚での取り扱いもあり、調理方法は、刺身、煮付け、焼き物等、幅広く食べられます。
- 旬…10月下旬から4月
カレイ類
えりもの海には、カレイ類が非常に豊富で、20種類以上のカレイの仲間達が生息しています。
マガレイ、ソウハチ、ババガレイ、アカガレイ、ヒレグロ(ナメタガレイ)、オヒョウ、イシガレイ等、普段耳にする機会が多いカレイはほとんど水揚げされていて、刺身や煮付け、唐揚げなどで、知らないうちにえりも産のカレイ達と出会っているかもしれません。
マガレイ、ソウハチ、ババガレイ、アカガレイ、ヒレグロ(ナメタガレイ)、オヒョウ、イシガレイ等、普段耳にする機会が多いカレイはほとんど水揚げされていて、刺身や煮付け、唐揚げなどで、知らないうちにえりも産のカレイ達と出会っているかもしれません。
- マガレイの旬…4月から6月
- ソウハチの旬…4月から9月、12月から1月
- ババガレイの旬…11月中旬から1月上旬
- アカガレイの旬…11月中旬から2月
ハタハタ
北海道にある複数の系群の内、日高地方に生息するハタハタはえりも町の前浜を主産卵場として、冬の波の荒い時期に産卵のために沿岸に大量に来遊します。
ハタハタ漁の盛期は数日間しか無く貴重な冬の味覚です。
えりも町では種苗放流や、漁獲サイズ制限等を行い、古くから資源管理に取り組み、25センチメートルを超える大型のものも多く水揚げされています。
調理方法は、焼き物や煮付け、鍋等様々で、飯寿司も有名です。
また「ぶりこ」と呼ばれる卵は歯ごたえがあり、独特の旨味があります。
ハタハタ漁の盛期は数日間しか無く貴重な冬の味覚です。
えりも町では種苗放流や、漁獲サイズ制限等を行い、古くから資源管理に取り組み、25センチメートルを超える大型のものも多く水揚げされています。
調理方法は、焼き物や煮付け、鍋等様々で、飯寿司も有名です。
また「ぶりこ」と呼ばれる卵は歯ごたえがあり、独特の旨味があります。
- 旬…11月中旬から12月上旬
シシャモ
シシャモは、世界中でも北海道の太平洋沿岸にのみ生息する貴重な日本の固有種で、川で生まれ、海で成長した後に産卵のために再び生まれ故郷に帰ってくるという、サケに似た生態の魚です。
「子持ちししゃも」として販売されている物の約90%は、カラフトシシャモという別種類の魚でシシャモの代用品です。
えりもで水揚げされるシシャモは、銀色に輝き、脂ののりも良く、特別な甘みと風味を持っています。
調理方法は、一般的には干した物の流通が多いですが、鮮度の良いシシャモは、生のままでの焼き物、刺身や揚げ物もおいしいです。
「子持ちししゃも」として販売されている物の約90%は、カラフトシシャモという別種類の魚でシシャモの代用品です。
えりもで水揚げされるシシャモは、銀色に輝き、脂ののりも良く、特別な甘みと風味を持っています。
調理方法は、一般的には干した物の流通が多いですが、鮮度の良いシシャモは、生のままでの焼き物、刺身や揚げ物もおいしいです。
- 旬…10月から11月上旬
タラ
襟裳岬周辺の沖合に形成される水深200メートルから300メートルの漁場に根付いた、「根ダラ」と呼ばれるタラは、魚体が大きく味も良いことで知られています。
特に冬のタラの白子は真ダチと呼ばれ、重宝されています。
調理方法は、鍋や揚げ物の他、刺身でもおいしく食べられ、真ダチはお吸い物やポン酢等で生食もおいしいです。
特に冬のタラの白子は真ダチと呼ばれ、重宝されています。
調理方法は、鍋や揚げ物の他、刺身でもおいしく食べられ、真ダチはお吸い物やポン酢等で生食もおいしいです。
- タラの旬…10月から2月
- スケトウダラの旬…1月から3月
タコ
オオダコとも言われるミズダコとヤナギダコの両方が水揚げされ、えりもの荒波で育ったタコは、柔らかいながらも身のしまった独特の歯ごたえを合わせ持っています。
オオダコと呼ばれるものでは、体長で2メートルを超え、重さも40キログラムを超える特大タコも多く水揚げされます。
調理方法は、刺身やしゃぶしゃぶ、飯寿司や酢ダコ等にも加工される他、様々な料理に利用されます。
また、卵は「まんま」と呼ばれ、刺身やかまぼこにしてたべられる珍味です。
オオダコと呼ばれるものでは、体長で2メートルを超え、重さも40キログラムを超える特大タコも多く水揚げされます。
調理方法は、刺身やしゃぶしゃぶ、飯寿司や酢ダコ等にも加工される他、様々な料理に利用されます。
また、卵は「まんま」と呼ばれ、刺身やかまぼこにしてたべられる珍味です。
- 旬…通年
毛ガニ
北海道を代表する食材でもある毛ガニですが、えりもでの毛ガニ漁は、旬である冬場にのみ操業し、脱皮前の、身とカニみそがぎっしり詰まった最高の毛ガニが水揚げされています。
調理方法は、塩茹での他、活ガニを使った鉄砲汁や刺身もうまく、カニみそは絶品です。
調理方法は、塩茹での他、活ガニを使った鉄砲汁や刺身もうまく、カニみそは絶品です。
- 旬…12月から2月
ボタンエビ
正式には「トヤマエビ」といい、北海道で水揚げされるエビの中では最大で、大きいものは20センチメートルを超え、立派な角が上向きに突き出た勇ましい風貌のエビです。
その風貌とは違い、えりも沖の深いところで育ったボタンエビは、あっさりとした甘みとプリップリの食感で刺身が絶品です。
その他、焼き物や、頭のみを使った味噌汁もおいしく食べられます。
その風貌とは違い、えりも沖の深いところで育ったボタンエビは、あっさりとした甘みとプリップリの食感で刺身が絶品です。
その他、焼き物や、頭のみを使った味噌汁もおいしく食べられます。
- 旬…3月から10月
真ツブ
ツブ貝の中でも最高級である真ツブは、えりも町での水揚げがその多くを占めています。正式には「エゾボラ」という名の貝で、殻がゴツゴツとして、縦にヒレ状の突起が多数つき、巻貝の中でも大きく育つ種類です。
調理方法は、刺身で食べると味や食感がとても良く、様々な料理にアレンジされています。
調理の際は、毒素を含む通称「アブラ」と呼ばれるチーズのような固まりを身の中から除去することが必要で、これを食べてしまうと調理方法に関わらず食中毒のような症状が出てしまうので要注意です。
またえりも町では、この他にも灯台ツブやマメツブと呼ばれる巻貝類が数多く水揚げされ、そのどれもが独特の風味を持っていて、作る料理に合ったツブを選ぶことができます。
調理方法は、刺身で食べると味や食感がとても良く、様々な料理にアレンジされています。
調理の際は、毒素を含む通称「アブラ」と呼ばれるチーズのような固まりを身の中から除去することが必要で、これを食べてしまうと調理方法に関わらず食中毒のような症状が出てしまうので要注意です。
またえりも町では、この他にも灯台ツブやマメツブと呼ばれる巻貝類が数多く水揚げされ、そのどれもが独特の風味を持っていて、作る料理に合ったツブを選ぶことができます。
- 旬…3月から10月
ホッキ
一般的には北寄貝と標記され、良く知られていますが、正式には「ウバガイ」いう名前の2枚貝です。
東北地方でも水揚げされますが主産地は北海道であり、えりもの海で育ったホッキはまた格別です。
生鮮利用向きに殻付きのまま出荷されることが多いですが、殻を剥くのも慣れれば簡単です。
調理方法は、刺身や鮨種の他、殻ごと焼いたり、カレーライスや炊き込みご飯等、火を通すと旨味が凝縮されたおいしいだしが出ます。
東北地方でも水揚げされますが主産地は北海道であり、えりもの海で育ったホッキはまた格別です。
生鮮利用向きに殻付きのまま出荷されることが多いですが、殻を剥くのも慣れれば簡単です。
調理方法は、刺身や鮨種の他、殻ごと焼いたり、カレーライスや炊き込みご飯等、火を通すと旨味が凝縮されたおいしいだしが出ます。
- 旬…12月から5月
ウニ
北海道を代表する味覚で、えりも町では「ガンゼ」とも呼ばれるエゾバフンウニが主に水揚げされます。
えりも沖は北海道でも指折りのウニ漁場が広がり、海藻豊かな恵まれた海でたくさんの海藻類を食べて育ったウニは、身もぎっしりと詰り、口に入れた時の磯の香りと口溶け感、甘みは絶品です。
生食や鮨種としてはもちろん、焼きウニやお吸い物でも楽しめます。
えりも沖は北海道でも指折りのウニ漁場が広がり、海藻豊かな恵まれた海でたくさんの海藻類を食べて育ったウニは、身もぎっしりと詰り、口に入れた時の磯の香りと口溶け感、甘みは絶品です。
生食や鮨種としてはもちろん、焼きウニやお吸い物でも楽しめます。
- 旬…1月から5月
昆布
えりも町で採れる昆布は、「日高昆布」で、日高地方で水揚げされる日高昆布の実に65%以上がえりも町内での水揚げで、養殖はしておらず、すべてが天然昆布です。
寒流と暖流が交わる襟裳岬周辺の栄養分豊かな海で育った天然昆布は、乾燥機等も使わず天日乾燥で製品となるため、無添加完全自然食品です。
日高昆布はくせのないうまみがあり、だしはもちろんのこと、佃煮や昆布巻き等の煮物にも使える万能型昆布です。
寒流と暖流が交わる襟裳岬周辺の栄養分豊かな海で育った天然昆布は、乾燥機等も使わず天日乾燥で製品となるため、無添加完全自然食品です。
日高昆布はくせのないうまみがあり、だしはもちろんのこと、佃煮や昆布巻き等の煮物にも使える万能型昆布です。
- 旬…通年
ふのり
冬場に採ったコリコリとした食感が特徴の寒ふのりと呼ばれる生ふのりと、天日で自然乾燥させた干ふのりの2種類があり、どちらも贅沢な磯の香りを食卓に運んでいます。
えりもでは、採取する際に道具を使わずに手で摘み取るため砂や小石の混入がほとんどないため、軽くゆすぐだけですぐに味噌汁の具として楽しめる自然食品です。
えりもでは、採取する際に道具を使わずに手で摘み取るため砂や小石の混入がほとんどないため、軽くゆすぐだけですぐに味噌汁の具として楽しめる自然食品です。
- 旬…1月から6月
月別の旬のお魚
1月 | ソウハチ、ババガレイ・ナメタガレイ(上旬まで)、アカガレイ、サメガレイ、マツカワ(王鰈)、タラ、スケトウダラ、タコ、毛ガニ、ホッキ、ウニ、昆布、ふのり |
2月 | アカガレイ、サメガレイ、マツカワ(王鰈)、タラ、スケトウダラ、タコ、毛ガニ、ホッキ、ウニ、昆布、ふのり |
3月 | サメガレイ、マツカワ(王鰈)、スケトウダラ、タコ、ボタンエビ、真ツブ、ホッキ、ウニ、昆布、ふのり |
4月 | マガレイ、ソウハチ、サメガレイ、マツカワ(王鰈)、タコ、ボタンエビ、真ツブ、ホッキ、ウニ、昆布、ふのり |
5月 | トキ鮭(トキシラズ)、マガレイ、ソウハチ、マツカワ(王鰈)、タコ、ボタンエビ、真ツブ、ホッキ、ウニ、ナマコ、昆布、ふのり |
6月 | トキ鮭(トキシラズ)、マガレイ、ソウハチ、マツカワ(王鰈)、タコ、ボタンエビ、真ツブ、ナマコ、昆布、ふのり |
7月 | ソウハチ、マツカワ(王鰈)、タコ、ボタンエビ、真ツブ、ナマコ、昆布 |
8月 | 秋鮭・銀聖(下旬から)、ソウハチ、マツカワ(王鰈)、タコ、ボタンエビ、真ツブ、昆布 |
9月 | 秋鮭・銀聖、ソウハチ、マツカワ(王鰈)、タコ、ボタンエビ、真ツブ、昆布 |
10月 | 秋鮭・銀聖、サメガレイ(下旬から)、マツカワ(王鰈)、タラ、シシャモ、タコ、ボタンエビ、真ツブ、昆布 |
11月 | 秋鮭・銀聖(上旬まで)、ババガレイ・ナメタガレイ(中旬から)、アカガレイ(中旬から)、サメガレイ、マツカワ(王鰈)、タラ、ハタハタ(中旬から)、シシャモ(上旬まで)、タコ、昆布 |
12月 | ソウハチ、ババガレイ・ナメタガレイ、アカガレイ、サメガレイ、マツカワ(王鰈)、タラ、ハタハタ(上旬まで)、タコ、毛ガニ、ホッキ、昆布 |