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猿留山道(さるる・さんどう)

猿留山道(現存区間)位置図など

猿留山道(現存区間)の位置図、山道のポイント(要所)をご紹介します。
猿留山道は山岳地帯に位置しておりますので、歩く際は、登山の装備でお願いします。
以下の資料はあくまでも参考ですので、地図・コンパスを携行し、道に迷わないよう注意してください。
猿留山道歩きは、登山と同じく自己責任でお願いします。

猿留山道とは

写真:さるるさんどう
1800年、伊能忠敬が測量した道。北海道の名づけ親松浦武四郎が探検した道。

2009年6月、えりも町はこの山道をえりも町文化財に指定しました。

注意:
1)2017年5月現在、一部には標識がありますが十分ではありませんので、道に迷わないよう、地形図、コンパスを持って、地図を読みながら歩行ください。
2)山道の谷側が、ササなどが覆い斜面が見えにくく、足を踏み外すと滑り落ちる危険性のある場所もあります。頭上から枯れ枝などが落ちてくる危険性があります。自己責任で歩行ください。
3)ヒグマ、マダニ、ツタウルシ、スズメバチ、吸血性昆虫などが生息していますので、予防対策をしっかりとお願いします。


  • 写真
    沼見峠から豊似湖を望む
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    猿留山道から百人浜・襟裳岬を望む

    江戸時代の絵図そのものの風景が広がる。

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    江戸時代の絵図

    北海道歴検図:北海道大学附属図書館北方資料室 蔵

歴史

猿留山道(さるる・さんどう)は、寛政十一年(西暦1799年)に江戸幕府の公金で開削された蝦夷地最初の山道(当時の全長は約30キロメートル)の一つである。

当時、ロシアが南下政策を進め、江戸幕府は、蝦夷地周辺の北方警備を強化する必要があった。

当時、蝦夷地の交通手段は、その多くを和船に頼り、それは、風まかせのものであり、情報伝達手段としては、頼りなかった。

そのため幕府は、急務を確実に伝えるため陸路を整備した。その一つが猿留山道である。

えりも町字本町(旧:ホロイズミ)から海岸をとおり、コロップが山道入口、そこから現在の国道の峠、追分峠を登り、日高山脈の南端、と豊似岳の山腹をなだらかに登り下りしながら北上すると、豊似湖を見下ろす沼見峠に達する。
そこから、稜線を伝い、カルシコタンへ下がる。猿留川を越え、下ると字目黒(旧サルル)に到着する七里半の山道である。

伊能忠敬は、寛政十二年(西暦1800年)に、この猿留山道が作られた翌年に測量している。
このため、山道入口から南側の襟裳岬周辺の海岸線は、測量していない。
伊能図に記入されている襟裳岬周辺の測量は、他の資料からの引用である。

江戸時代の探検家・松浦武四郎もこの山道を歩き、多くの記述と絵図を残している。

また、多くの旅人が通過し、記述に残しているその風景は、現在でも同様に楽しむことができる.

猿留山道は、現在、国道、町道、林道などにその多くは姿を変えているが、一部の区間が、復元されつつあり、歩くことも可能である。

2003年から「猿留山道復元ボランティア事業」が行われ、江戸時代そのものの風景の中を歩くことが出来るようになりました(約7キロメートル)。2013年からは「猿留山道を歩く会」として、町内外から多くの参加者が猿留山道を歩き、日高南部の自然と歴史を楽しんでいます。


詳細は、郷土資料館までお問合せください。

猿留山道復元ボランティア事業

「猿留山道復元ボランティア事業」とは、2003年北海道太陽財団の助成金を受け(えりも町郷土資料館N42°の会)開始、江戸時代の山道を、ボランティアの手で復元し、整備する事業です。
2012年、10年間の実施により、残存する区間が歩きやすくなり、
山道マニヤ、山岳マニヤの方に利用して頂いています。

2013年からは、より多くの方に参加していただけるよう「猿留山道を歩く会」として開催しています。

「猿留山道を歩く会」

平成26年10月12日(日曜日)50名が参加し、江戸時代に作られた猿留山道を歩きました。
上歌別牧野~ガロウの沢~沼見峠(豊似湖を見下ろす)~カルシコタンの約14キロメートルを完歩しました。
紅葉には少し早かったですが、さわやかな天気で、気分は最高でした。
ゴール後には、サケ鍋(えりも漁協女性部のレシピ)とパンドーナツ(たっぷりの餡入り)で、疲れた体を休めました。
  • ガロウの沼から沼見峠へ
    ガロウの沼から沼見峠へ
  • 50名歩くと長い列になりますね~
    50名歩くと長い列になりますね~
  • 沼見峠で記念撮影、豊似湖わかりますか?
    沼見峠で記念撮影、豊似湖わかりますか?
  • カルシコタンヘ下ります。
    カルシコタンヘ下ります。

2008年「猿留山道」復元ボランティア事業兼第9回全道フットパス集会<報告>

2008年は、ボランティア作業はせず、歩いて参加者の印象を調査する予定でした。
期日:2008年9月28日
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      山道を進む子どもたち
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      森の中を抜ける山道
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      カムイトーが眼下に
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      古道研究家宮田太郎氏も ご満悦
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      沼見峠の石碑

      江戸時代建立

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      カムイトーの湖畔。

      静寂に包まれている。

猿留山道復元ボランティア事業 2008年(交流会編)

えりも町観光協会主催の第9回全道フットパス集会が2008年9月27日28日にえりも町で開催された。
27日には古道研究家の「宮田太郎氏」の講演、シンポジウム、地元商工会の婦人部青年部による手作りのおもてなし交流会が開催された。

また、参加者に配布した資料に、水産加工品(特産品)の紹介したところ「ぜひ、買いたい!」との多くの声。
急遽、加工屋さんに来てもらい、試食販売、売り切れの商品も出るなど評判であった。
交流会に出されたメニュー
  • エゾシカ・シチュー
  • いくら醤油漬け+ごはん
  • ケガニ(解凍)
  • えりも町商工青年部オリジナル「男のツブおでん」
  • えりも短角牛のコロッケ
  • 日高サケブランド「銀聖」の’サケ・フライ’
  • えりも漁協婦人部企画「すじめ・の佃煮」
  • えりも短角牛のローストビーフ
  • えりも町商工婦人部・手づくりのハマナスゼリー
    • フットパス集会の様子

猿留山道(さるる・さんどう)の項目