民俗芸能 襟裳神楽
民俗芸能 襟裳神楽
航海の難所といわれた襟裳岬を通る船の安全と大漁を祈願して舞うと言い伝えられている「襟裳神楽」は、文化十一年(1814年)襟裳岬に襟裳神社が建立されて以来、奉納舞として受け継がれてきているといわれている。
由来は明らかではないが、囃子に、笛・太鼓・鐘の伴奏で、ひょっとこが獅子を躍らせる獅子神楽のスタイルをもち、北海道内に現存する郷土芸能の中では、珍しい存在である。
襟裳神楽はえりも町字えりも岬地区(旧:小越地区)の住民によって受け継がれ、襟裳神社の秋の祭典で奉納されてきた。
昭和49年(1974年)「襟裳神楽保存会」が結成され、伝承されている。
後継者育成として、昭和57年(1982年)9月には「えりも岬少年神楽」が誕生し、後継者育成、伝承、各地の催しなどでの披露など積極的な活動が注目を集めた。
近年の上演
毎年9月23日 襟裳神社秋の例大祭
毎年8月15日 えりもの灯台祭りステージ